導入事例UNIFORM STORIES
株式会社角藤 長野工場のみなさん 株式会社角藤 長野工場のみなさん
株式会社角藤 様鉄構事業部 長野工場建設・鉄骨製作/長野県

着たくなる作業服は、
いちばん強い採用ツールになる。

ISSUE

「こんなんじゃ、若い人は集まらない」

以前の作業着は薄いブルーグレー。地味で、デザイン性のようなものは何もなかった。当時の社長の一言から検討が始まった。

APPROACH

全員に聞いて、全員が着て決める

11種類ほどのサンプルと6種類ほどの色を並べ、作業者全員にアンケート。仕様は現場の要望から詰め、全サイズを試着してから発注した。

RESULT

「今の作業着のほうがいい」

「全然気持ちもいいし、機能性もいい」。朝礼で全員が並んだときに、いちばんそう感じるという。

INTERVIEW
01INTERVIEW

社長の一言から、2年。取りまとめた人に聞きました。

鉄骨をつくる現場では、火の粉が飛び、鉄粉が舞う。着るものに求められるのは、まず身を守ること。それでも「見た目」にこだわったのはなぜか。全社員アンケートから仕様の詰めまでを担当された松澤様に伺いました。

松澤 正樹 様

現場が求めた機能と、
会社が求めた見え方。
その両方を、一着に。

松澤 正樹MASAKI MATSUZAWA
株式会社角藤 鉄構事業部 日滝原工場 高山製造課長
工場における鉄骨製作にかかわる管理業務全般を担当。工場運営に関わることも幅広く受け持つ。 今回のユニフォーム刷新では、全社員アンケートの設計から集計、仕様の詰め、サイズ確認までを取りまとめた。
工場製作管理アンケート設計・集計仕様調整サイズ運用
PROCESS
01

全社員アンケート

11種類ほどのサンプルと6種類ほどの色を並べ、作業者全員に確認。

2023.08
02

候補を絞る

集計を取りまとめ、人気の高いものを2種類ほどへ。

03

仕様を詰める

前立て、ポケット、股上、ベルトループなどを調整。

04

サンプル確認

実物を見て2〜3回修正。ペン差しの深さも変更。

05

全サイズを試着

全アイテムを並べ、全員が着てからサイズを決定。

06

導入

職種に応じてベージュとネイビーを配備。

Q01

作業服を新しくしよう、という話はどこから出たのでしょうか。

A
当時の社長からでした。以前の作業着は薄いブルーグレーで、正直、地味だったんです。デザイン性のようなものは、何もなかった。
社長から「もうちょっとかっこいいのにしなきゃダメじゃないか」「こんなんじゃ若い人は集まらないだろう」と。離職を減らし、採用につなげる取り組みのひとつとして始まりました。
Q02

そこから、どのように決めていったのですか。

A
現場で流行っているジーパンタイプも含め、サンプルを11種類ほど、色も6種類ほど並べました。ボタンの形、胸ポケットの有無、素材まで項目にして、作業者全員に聞きました。
集計を取りまとめ、人気の高いものを2種類ほどに絞って、そこからまた確認していきました。
Q03

現場からは、どんな要望が出ましたか。

A
機能面の要望が強かったですね。上着のファスナーは、溶接時のスパッタが当たるため折り返しが欲しい。ズボンのポケットには、鉄粉が入らないようフタが要る。股上やベルトループの位置にも要望がありました。
ペン差しも、実際のペンに合わせて深く変更。サンプルを2回、3回と出してもらい、すごく細かいところまで作ってもらえました。
Q04

素材は綿を選ばれています。機能素材の提案もありましたか。

A
乾きやすい素材の提案もありました。でも、スパッタが当たるので、燃えにくい綿のほうがいいという結論でした。
Q05

全員分のサイズは、どう決めたのですか。

A
サイズが合うかは、着てみないと分からないので、シャツ、ジャケット、ズボンをサイズごとに全部用意してもらいました。
展示場のように並べ、休憩時間や終業後に全員に来てもらい、試着してから注文しました。
Q06

着てみて、現場の反応はいかがですか。

A
複数人に聞いてみたのですが、みんな、今の作業着のほうが気持ちもいいし、機能性もいいと言っています。
朝礼で全員が並んだときに、いちばんそう思いますね。
Q07

今後、ユニフォームに期待することはありますか。

A
着てみて、また新たな意見が出るかもしれません。リニューアルできることが良さだと思います。
これが最終形かもしれないし、この先マイナーチェンジしていくこともできる。決まった既製品では、なかなか難しいことです。

「これが最終形かもしれないし、この先マイナーチェンジしていくこともできる。
決まった既製品では、なかなか難しいことです。」

松澤 正樹 様(株式会社角藤 鉄構事業部 日滝原工場 高山製造課長)
11種類ほど並べて比較したサンプル
現場で人気のタイプを含む
6種類ほど候補として並べた色
ネイビー・ブラウン・ベージュほか
2種類ほど集計後に絞り込んだ候補
初回アンケート 2023年8月3日
全サイズ試着用サンプルを用意し
全員が着てから発注
FIELD
02THE FIELD

この一着が働いている場所。

国土交通大臣認定の鉄骨製作工場。溶接、切断、組立、塗装。工程ごとに求められる動きも、服に当たるものも違います。 仕様のひとつひとつは、この景色から出てきました。

溶接工程
溶接工程 — スパッタが直接当たる作業
けがき作業
けがき作業
大型部材の加工
大型部材の加工
組立工程
組立工程
大型部材の回転設備
大型部材の回転設備
ヘルメット掛け
ヘルメット掛け
長野工場 内観
長野工場 内観
製品ヤード
製品ヤード — 出荷を待つ鉄骨
UNIFORM
03THE UNIFORM

角藤様の現場を、一着の中に設計する。

ベージュのボディに、角藤様のコーポレートカラーであるグリーンを効かせる。現場で必要な機能を整えながら、会社らしさが自然に伝わる一着を目指しました。

角藤様 オリジナルユニフォーム ジャケット
JACKETジャケット/ベージュ
角藤様 オリジナルユニフォーム シャツ
SHIRTシャツ/ベージュ
角藤様 オリジナルユニフォーム パンツ
PANTSパンツ/ベージュ
CUSTOM ORDER POINT

シンプルな作業服に、角藤様の色を通す。

鉄骨製作の現場で毎日着るものだから、過度な装飾ではなく、まずは動きやすさと安全性を優先。そこにグリーンのピスネーム、閂止め、ファスナーを差し色として入れることで、角藤様らしさが視線に残る設計にしました。

主張しすぎないベージュの面に、コーポレートカラーが小さく効く。現場で並んだときにも、細部を見たときにも「角藤様のユニフォーム」だと伝わることを大切にしています。

KAKUTOのグリーンピスネーム
01 PIS NAME

横顔に残る、KAKUTOのグリーン。

袖に入るピスネームは、動作の中でちらりと見えるブランドサイン。会社の色を小さく入れることで、作業服全体を上品に引き締めます。

グリーンの閂止め
02 KAN-DOME

補強のための縫製を、デザインの印に。

負荷のかかる箇所を補強する閂止め。一般的な赤ではなく、角藤様のコーポレートグリーンを選び、機能のための仕様を見た目の特徴に変えています。

グリーンファスナーと前立て
03 FASTENER

守るための前立てに、色のラインを忍ばせる。

溶接時のスパッタからファスナーを守るため、前立てで覆う仕様に。開いたときに見えるグリーンが、現場対応とデザイン性をつないでいます。

立体的に設計した袖
FUNCTION 01

袖を立体的に設計する。

腕を上げる、曲げる、工具を扱う。現場の動きに沿うように、袖まわりは平面的に見せるだけでなく、動作に余裕が出る立体感を意識しています。

メジャーを挟めるパンツのループ間
FUNCTION 02

メジャーを挟めるループ間。

腰まわりのループ間を広めに取り、スケールを挟みやすい寸法へ。よく使う道具の置き場まで考えた、現場のためのサイズ設計です。

スマートフォンも入る大きめポケット
FUNCTION 03

スマホも入る大きめポケット。

胸ポケットは、見た目のバランスだけでなく収納力も重視。スマートフォンも入る大きさにすることで、毎日の使いやすさに直結する仕様にしています。

01

スパッタに配慮した前立て

ファスナーを覆うことで、火の粉が直接当たりにくい仕様へ。

02

鉄粉が入りにくいポケット

現場の声から、ズボンのポケットにはフタを追加。

03

立体的に設計した袖

腕の動きに合わせて、袖まわりに自然な余裕を持たせる。

04

スケールを挟めるループ間

メジャーを差しやすいよう、パンツのループ間を広めに設計。

05

スマホも入る大きめポケット

収納するものを想定し、使いやすい大きさに調整。

06

燃えにくさを優先した綿素材

軽さや速乾性よりも、鉄骨製作の現場で体を守ることを重視。

07

装飾ではないグリーン

ピスネーム・閂止め・ファスナーで、角藤様の色を自然に表現。

08

全員で着て決めるサイズ運用

全アイテム・全サイズを用意し、試着してから発注へ。

PHOTOジャケット置き撮り写真が入ります
ジャケット/ベージュ
PHOTOシャツ置き撮り写真が入ります
シャツ/ベージュ
PHOTOパンツ置き撮り写真が入ります
パンツ/ベージュ
アイテム
ジャケット/シャツ/パンツ
カラー
ベージュ/ネイビー溶接作業者を中心にベージュを優先配備
素材
綿スパッタに対する燃えにくさを優先
ロゴ
胸ポケット部に刺繍(コーポレートマーク)
差し色
閂止め=コーポレートグリーン
検討期間
2023年8月 〜(アンケート初回)サンプル製作 2〜3回
サイズ確認
全アイテム・全サイズを展示して全員が試着
着用対象
※ 対象部署・枚数は確認中
01FRONT

ファスナーに折り返しを

「溶接するとスパッタが当たってファスナーが飛んでしまう」。折り返しで覆う要望が現場から出た。

02POCKET

ポケットにフタを

「フタがないと鉄粉が入ってしまう」。ズボンのポケットにフタを付けた。

03RISE

股のところを深く

「股のところは深くしてほしい」。ズボンの深さは現場から挙がった要望のひとつ。

04LOOP

ベルトループの位置

腰の後ろに物を引っ掛けるため、ループがちょうど当たる位置に来ないよう微調整した。

05BACK

上着の後ろ

かがんで作業したときに裾が出ないよう、後ろのつくりを調整。※仕様名は要確認。

06PEN

ペン差しの深さ

最初のサンプルは小さくてペンが飛び出した。実際に入れるペンに合わせて深くし直した。

07FABRIC

素材は綿

乾きやすい機能素材も提案したが、スパッタに対して燃えにくい綿を選択。

08COLOR

閂止めをグリーンに

当初のご希望は赤。コーポレートカラーのグリーンを提案し、両方を製作してご覧いただいたうえで採用いただいた。

MAKER
04FROM THE MAKER

制作担当者より

聞かないと、絶対に分からない。作業服づくりは、そこから始まります。

現場の声を、仕様にする。ポケットを大きくする、フタを付ける、前立てで覆う。図面だけでは分からない使いやすさを、全社員アンケートと2〜3回のサンプル確認から一つずつ形にしました。

機能を、角藤様らしさに変える。閂止めには一般的な赤ではなく、角藤様のコーポレートグリーンをご提案。ベージュの面に会社の色が入ることで、現場に必要な補強が「角藤様の作業服」だと伝える印になりました。

着る人のかっこよさを引き出す。安全性を優先して綿を選びながら、若い方が思い思いに着こなせる見え方も大切にしました。毎日着るものだからこそ、体を守り、動きやすく、少し誇らしく感じられる一着を目指しています。

小桜 暁生株式会社互興 ユニフォーム事業部 セールスプランニングマネージャー
COMPANY
05CLIENT PROFILE

株式会社角藤 様について

鉄構事業部 長野工場
鉄構事業部 長野工場

昭和8年(1933年)創業。長野市を本社に、建築・土木・鋼製橋梁を手がける専門工事会社です。今回ユニフォームを刷新したのは、国土交通大臣認定の鉄骨製作工場を持つ鉄構事業部の工場部門。

本社所在地
長野県長野市南屋島 515
代表者
代表取締役社長 大久保 鋭一
創業
昭和8年(1933年)3月18日
売上高
951億円(2026年1月期)
社員数
940名(角藤グループ)
認定・登録
国土交通省許可(般特-4)第2571号/鉄骨製作工場 国土交通大臣認定 TFBS-224694(長野工場・日滝原工場)/ISO 9001(橋梁事業部)
建築分野

鉄骨工事/耐震補強工事/基礎工事(杭・地盤改良・山留・障害撤去)/金属系内外装工事/窯業系内外装工事/建具工事/防水工事/屋根工事

土木分野

土木工事/土壌浄化事業/鋼製橋梁工事

その他

可動式上屋工事/環境ソリューション事業(地中熱利用システム/排熱・排湯熱・下水熱利用システム/融雪システム)

御社の現場に合う一着を、
一緒に考えます。

デザインが決まっていない段階でも構いません。現場の環境、働く人の動き、会社としての見え方を伺いながら、 企画・デザイン・素材選定・生産までワンストップでお手伝いします。